中国製の「金運」「財運」「招財」を象徴する銅製の子どもの像の置物\r\r中国北京の高級店で購入して以来ずっと持っていたものです。箱に「仿古銅元宝卧孩」とあります。この箱に入れたまま保管していて一度も出して飾ってはいません。\r\r右手に「元宝」を持った男の子が足を交差させ、左腕で肘枕をしてのんびりと横向きに寝そべっている珍しい臥像の工芸品です。「元宝」は昔の中国でお金として使われたもので「金運」「財運」「招財」を象徴するアイテムであり、元宝を持っているこの像も「招財」の象徴とのことです。\r\r「仿(倣)古」とは「古(いにしえ)に倣(なら)う」という意味で、骨董ではないことを明示しているわけですが、日本の陶磁器の世界では高級倣古はただのレプリカではなく、当時の作品の世界を忠実に表現するものを指すようですので、これも同様の意味かもしれません。じっさい、お顔も仏像のような穏やかと飄々とした雰囲気を合わせ持つ良い表情だと思いますし、細工はかなり細かく服の柄やシワなども丁寧に表現されていて、置けば見えない裏面にまで細工があります。題に「仿古<銅>元宝卧孩」とあるので銅鋳物と思われます。「卧」は「横向きに寝る」の意味で「孩」は「子ども」の意味です。つまりこの題は「古(いにしえに)仿(倣)(なら)った)銅(製の、)元宝(を持って)横向きに寝る)子どもの像」という意味だと解釈できます。\r\r上質ですが小さいものですので、店舗などに飾るより、デスクの上やケースの中、あるいは金庫の上や中などに置くのに適しているのではないかと思います。最後の写真はサイズ感をつかんて頂くために単三電池と一緒に撮影したものですのでご覧下さい。長さ 64mm x 幅 32mm x 高さ 20mn、69gです。